AIの進化を真面目に考える
大盛り上がりのAI界隈ですが、私はビジネスでこの辺の業界にかんでますので、
真面目に考えてみますと、引用したページの中に
366:風吹けば名無し:2018/01/20(土) 13:30:02.82 id:gI95pBUld.netこれ昭和の頃の「20年後は空飛ぶ自動車が出る!」と同じレベルだろ。
白人様盲信し過ぎなんだよお前ら。
というものがありました。
これが全てだと思うのです。
ようは、この20年間に「空飛ぶ車が必要な人が少なかった」んだと思うわけです。
宇宙旅行も、夢はありますが、とくに必要とする人がいなかったんだと思います。
「アート」界隈では、もちろんあるでしょう。
空飛ぶ自動車も、宇宙まで飛ぶ仕組みも。
しかし「ビジネス」では、需要と供給のバランスがとれないとなりませんので、
これは、絶対なわけです。
というわけなので、冒頭に引用の記事を一つひとつ真面目に考えます。
・2020年代にはコンピュータの集積度が人間の脳🧠を超えることはほぼ間違いない。
すでに超えてると思う。
この「コンピュータ」が、家庭用のパソコンという意味であれば、同意。
・すべての製造業はあと5年で3Dプリンタ🖨に置き換わる
(2018年現在ですでに、米国では自動車のタイヤ以外のすべてを3Dプリンターで作ることに成功、中国では、ビルや住宅の部屋を3Dプリンターでつくり、それを組み上げる実験中)・モノをつくってから遠隔地に運ぶ必要がなくなる。現地に3Dプリンターをおいて、素材だけを送る。いずれ国際宇宙ステーションにも3Dプリンターが置かれる
素晴らしいと思う。
今の、家具家電付きマンスリーマンションのように、
今後「それでいい」人口が増え、それでいい物が3D プリンタで作られる。
・ドローンの性能向上で、重たい物を持ち上げられるようになり、重機なしで高層ビルを建築できるようになる🏙
ここは 、そうは思わない。
それよりも、働き方がかわることや、自動車の自動運転などにより
地方の不便さが解消され、高層ビルが不要になる世界、
また、前記の延長で、自宅で3D プリンタを使う時代 が来る。
そのタイミングにおいても、なお、
「高層ビルの最上階で外界を見下ろすのが好き」という物好きは、
手作りの物を人に運ばせることに喜びを感じると思うので、
それは、高単価の富裕層向けサービスになるだろう。
いずれにせよ、ドローンで高層階まで運ぶサービスは発展せず、
あるとしたら、山の頂上まで物を運ぶサービスくらいだと思う。
つまり、使用者が少ないから発展しないだろうという話。
技術的にはもちろん可能だろうということ。
・すべての企業がITとAIの技術を使わざるを得なくなるので、いわばすべての企業がIT企業となり、業種の区別がなくなる。💻
(メーカーはグーグルやアップル、マイクロソフトやアマゾンと同じ土俵に乗るし、
航空会社や路線会社もUberや自動運転タクシーと同じマーケットを争うことになる)
そらそうだ。
・企業からバックオフィス業務が消える。経理部、人事部、法務部などの業務はデジタル化からの一括クラウド化され、AIが担う。事務職は消滅
・知的労働から国境が消える。発展途上国は先進国が辿ってきた途中の発展段階をスキップし、ITなど最先端のテクノロジーを導入する。そちらの方が導入コストが安いため。国民が古いものにこだわりがない分、普及ペースは先進国よりも速い
(本が無いのにスマホがある世界、文書や郵便が無いのにメールがある世界)・これからの10年で、アフリカやインドなどで数億単位の知的労働者が生まれ、先進国にも流入する。
・AIによってホワイトカラー(サラリーマン)は急激にそのパイを縮め、サラリーマンは歴史上その役割を終える。人間同士の信頼関係構築が重要な営業業務は残るが、別の形になる👔
・メール📩は「人間並みに言語を理解できるAI」によって自動返信できるようになる。私は実際にいま開発をすすめており、もう少しでものになるだろう(もちろん、送信前に文章を編集できる)
・弁護士、会計士、税理士、司法書士、行政書士といった資格業にAIの波が波及する。すでに会計業務はAIクラウドソフトが食っている。🎓
また、資格が分けられているため異なる職業として分断されてきたが、AIが担うことでそれらの区別はなくなる
(AIにとっては、弁護士が見る判例も会計士が見る帳簿の数字も単なるデジタルデータ, インターフェースが違っても中身は本質的に同じ)
・医療にもその波は到来する。医師に求められるのはコミュニケーション能力と大局判断力。診断はAIが人間よりもはるかに正確に行える。👨⚕
(すでに臨床検査や画像を瞬時に自動診断するAIは登場している。健康診断受診者に対して、「現在の生活習慣」を続けた際の、
正確な健康寿命や残りの生存期間を告げることもできる)・ジェネティクスにより、2045年までに人間自体をプログラミングできるようになる。生命の根拠をなす情報プロセスの理解が進み、生物を再プログラムできるようになる。
病の根絶、人間の潜在能力の劇的な拡大、老化スピードを落とすまたは逆行が可能に、根本的な寿命の延長が実現・がん細胞を殺すナノ粒子の実現(DNAベースのコンピューティングが可能)
ここが怖いところ(好みの別れるところ)で、
今の自分がどんなに考えてもわからないものにおいて、機械に任せられるのかという。
まぁ、ただ、今大人になって東京や大阪に住むようになりわかりましたが、
私の出生した地元なんて、病院にいっても風邪が全然治らない
ヤブ医者ばっかりだったみたいなので、
それよりも「AIに診察させます」のほうが安心かも。
ガンやエイズの完治という方向は、需要が半端ないので、かならず進化するはずです。
・CO2が排出されなくなるのでもしそれが原因であれば地球温暖化問題はただちに解決する、単なる地球🌍の定期的な気候変動の可能性もあるので注視
・電力がゼロになるので、(莫大な電力が必要な)海水の淡水化プラントが無限に使えるようになり、海さえあれば、世界の「水不足」は解消される🌊
・電力コストゼロ、水が無限に使えることによりコスト問題が解決し、食用植物はあらゆる製品と同じように工場生産されるようになる。→世界の食糧問題は解決する🌾・その際、CO2の資源としての奪い合いは起こるだろう(植物を育てるのに欠かせない)CO2は排出権から使用権を争う構図へ
「CO2が排出されない」と「電力がゼロ」が
・IoTが当たり前になり、すへての「モノ」にセンサーがつき、インターネットに接続される
・工場では、人間の個別の指令ではなく、ロボット同士がIoTで連携して、問題発生時もみずから最適な作業を選択し、稼働する🤖
する。
これは、絶対になる。
反対に「手作り」の希少価値は今よりも高まり、
工芸品の価値はより上がる。
作る人が減る分、欲しい人も減ると思うけど、
2045年までにはそんなになってないと思う。
自分が好きな趣味と兼ねた「楽しみ」としての商いをしたり、
などのライフスタイルの見直しが、これからの人類には求められることになる。
これは、今でも、もうそうだと思う。
毎日同じ時間に会社に行き、毎日同じことをして生き残れる人はもうない。
仮にそれがスーパー優秀な会社で、
2045年まで、会社の場所と仕事内容は毎日同じであったとしても、
日々劣化する人は、新しい労働力にとってかわられるのは当然であり、
それが、新入社員であるか、AIであるかの違いしかない。
日々ライフスタイルを見直し、楽しみを見つけていくことが
人の成長だと思う。